この度、第4回日本不整脈心電学会中国・四国支部地方会の会長を仰せつかりました高知医療センターの山本克人です。このような機会を頂き皆様方に心から感謝申し上げます。
今年は、新年早々から能登地方の大地震があり、大変な1年の始まりとなりました。多くの人命が奪われ、日常生活への復興もなかなか進まない状況をニュースで目にするたび心が痛みます。この地震により亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。
さて、本地方会についてですが、2019年に日本不整脈心電学会に中国・四国支部が創設され、新型コロナウイルス感染症の影響により1年を置いて2021年に第1回の地方会が中野由紀子会長のもと開催されました。感染拡大がおさまらなかったため、第1回はWebで開催され、第2回は添木武会長のもとハイブリッドで開催されました。しかし、新型コロナ感染症が5類感染症となった昨年には今井克彦会長のもと完全に現地開催となりました。Web開催も地元でじっくり参加できて良かったのですが、やはり対面で顔を合わせてディスカッションできることは幸せで、大変盛り上がったように感じました。
今回も余程のことがない限り、現地(高知)で対面での開催予定です。地方会開催における目的の一つに、忙しい若手や中堅医師、メディカルプロフェッショナルスタッフの発表や勉強に貢献し、かつ地域内で不整脈診療に関わる方々の人的交流を深めることがあります。これらの点に留意して、皆様にご満足いただける地方会になるよう一所懸命努めてまいります。近年、他の学会などでの中国・四国地方会は、瀬戸内海側で行われることが多く高知に来られる機会も減っているのではないかと思います。中国地方からはなかなかの遠方となり少し申し訳ない気持ちもありますが、折角の高知開催ですので、会の前後では高知の食や文化も存分に味わっていただければ幸いです。
最後に、10月26日には高知で皆様にお会いできますことをたいへん楽しみにしております。一人でも多くの医師や研究者、メディカルプロフェッショナルスタッフ、学生の皆様方のご参加をお待ちしております。
第4回日本不整脈心電学会 中国・四国支部地方会
会長 山本 克人(高知医療センター循環器内科)