
第1回地方会は中野由紀子会長(広島大学)のもと、新型コロナウィルス感染症拡大防止のためWeb開催になりましたが、教育的で明日の臨床に繋がる素晴らしいプログラムであり、600名超の参加者をお迎えし大盛況でした。
地方会は全国規模の学術集会などとは異なり、若手医師の研究発表・症例報告を行う機会を増やしその成長を促すこと、時間に追われながら地域医療を行う医師に知識の整理のための再教育の場や最新知見を学ぶ機会を設けること、臨床工学技士・看護師・臨床検査技師・診療放射線技師・CDRなどの医療スタッフに対し不整脈の診断・治療の基礎を勉強できる機会を提供すること、地域の不整脈診療・研究の活性化のための人的交流を行うこと、などにより地域の不整脈診療の底上げを目的としています。
本地方会では、昨年の第1回大会に続き教育系のセッションを充実させることにより、中堅医師の知識のアップデートと若手医師やメディカルスタッフの基礎知識の習得を目指したいと考えています。また、総会ではまだ発表機会が少ない若手医師、メディカルプロフェッショナルの症例発表、研究発表を促進し、学術的経験値を高めていただきたいと思っています。そして、コロナ禍がいつまで続くか分からない状況で不確定要素もありますが、現時点では徳島での現地開催の予定でおります。可能であれば、徳島の地に多くの方にご参集いただき、活発な意見交換を行うことができればと考えています。
最後に、多くの医師、基礎研究者、メディカルプロフェッショナル、学生の皆様の演題応募とご参加を心からお待ち申し上げております。
第2回日本不整脈心電学会中国・四国支部地方会
会長 添木 武
(徳島大学実践地域診療・医科学分野循環器不整脈学)